取り扱いガス一覧

酸素 O₂

大気中に2番目に多く含まれる(20.95%)ガスです。
多くの物質と化合し酸化させる特性があります。
物質の燃焼を促進させる能力(支燃性)を持ち、ガス溶接・金属加工等の場で助燃剤として多用されています。

【用途/産業】
鉄鋼・冶金・精錬・溶接・溶断・加工・酸化用添加剤

窒素 N₂

大気中に最も多く含まれる(78.08%)ガスです。
酸化防止の特性から油脂タンクの防爆用、食品の封入用、タイヤへの充填、空圧式機器の動力源等として使用されています。
液化窒素は粉粒体の製造、生体品の凍結保存等、様々な場面で冷却・凍結等に用いられています。

【用途/産業】
冷却材・爆発防止・半導体・金属熱処理・食品加工・ゴム加工・石油化学・畜産

アルゴン Ar

大気中に3番目に多く含まれる(0.93%)ガスです。
窒素とともに不活性ガスの代表格であり、その特性を利用して溶接シールドガスやステンレス鋼・シリコンウェハー等の精錬・製造に使用されます。
また、白熱灯や蛍光灯の封入ガスとしても利用されています。

【用途/産業】
冶金・精錬・溶接・加工・半導体・液晶・化学・照明機器・プラズマ放電

炭酸(二酸化炭素) CO₂

溶接シールドガス、ガスレーザーの媒体、また食品・飲料の添加物としても使用されています。
固体化した「ドライアイス」は冷却用のほか、金属部品・精密機器等のドライ洗浄にも使用されています。
不燃性のため、消火剤として工場・船舶等の消火器・消火設備にも使用されます。

【用途/産業】
溶接・レーザー・消火剤・中和・冷媒・食品

水素 H₂

優れた還元性を持ち、石英・光ファイバー加工時のバーナー用燃料のほか、樹脂製品製造における添加剤、半導体・液晶パネル等の生産で使用されています。
燃焼時に発生するのは水(H₂O)のみのため、液化水素は次世代クリーンエネルギーとして大きな注目を浴びつつあります。

【用途/産業】
金属還元・冶金・精錬・半導体・液晶・化学・石英加工・浮体・液体燃料・燃料電池

アセチレン C2H2

酸素と混合させて燃焼させた場合、可燃性ガスの中では最も高温の炎(3,330℃)を生じるため、溶断・溶接バーナー用燃料として金属加工の現場で頻繁に使用されています。
半導体・硬質炭素膜等の分野では原料としても利用されます。

【用途/産業】
溶接・溶断・加熱・分析・半導体

アンモニア NH3


 

アルカリ性で、独特の臭気を持つことでも有名です。
肥料・硝酸等の原料の他、金属表面処理、火力発電所・化学プラント等の排ガス脱硫・脱硝、また冷凍機・空調の冷媒として使用されています。
水溶性があり、アンモニア水は虫刺され薬としても使用されます。

【用途/産業】
冶金・半導体・液晶・化学・繊維形状記憶加工・冷媒・脱硝

フロン類


 

「フロン」はフルオロカーボン類の日本における総称で、メタン(CH4)・エタン(C2H6)等をフッ素(F2)・塩素(Cl2)で置換したものです。
空調の冷媒、スプレー等の発泡剤、半導体の洗浄等に使用されています。
オゾン層破壊、地球温暖化の一因とされ、法律による規制が行われています。

【用途/産業】
冷媒・ダストブロアー・洗浄

ヘリウム He

主に天然ガスからの抽出により製造されています。
極めて軽く、かつ不活性のガスで、気球・飛行船・気球等の浮揚用に利用されています。
液化ヘリウムは-269℃の極低温の特性があり、超伝導磁石の冷却材として使用されています。

【用途/産業】
超電導・冶金・溶接・半導体・光ファイバー・宇宙産業・浮体・分析・リークテスト・人工空気

混合ガス


 

用途に応じて、複数の種類のガスを混合したものです。

(例)

サンアーク(CO2+Ar) 溶接シールド用

 スパッタ低減、溶接の品質向上等に効果的です。

PRガス(Ar+CH4) 測定用

 放射線測定(比例計数管)に使用します。

【用途/産業】
溶接・切断・加熱・スカーフィング・ガウジング・レーザー加工・燻蒸・滅菌・保存・各種測定・分析・校正

希ガス<ネオン Ne キセノン Xe クリプトン Kr 等>


 

元素周期表第18族に分類されるガスの総称です。
放電管内で電圧をかけるとガス種ごとに異なった色の光を放つ性質があり、照明器具やいわゆる「ネオンサイン」に使用されます。

【用途/産業】
液晶・半導体・管球

特殊ガス<高純度ガス 標準ガス 半導体材料ガス 他>

分析、半導体製造など特殊な用途に使用されるガスです。

(例)

標準ガス(N2ベースが主)   濃度測定用

 混合気体中の特定のガス濃度を測定する際の基準の役割を務めます。

半導体材料ガス(SiHCl3など) 半導体製造用

 液晶、ウェハーの皮膜生成など、半導体の製造に不可欠な材料です。

 

【用途/産業】
キャリアーガス・測定器校正・雰囲気反応・その他

LPガス(液化石油ガス)<プロパン C3H8 ブタン C4H10

「LPガス」は液化石油ガス(主にプロパンC3H8・ブタンC4H10)の総称です。
燃料として幅広く使用されています。
軽油・重油と比較した場合、重量あたりの熱量が高く、窒素酸化物(NOX)・硫黄酸化物(SOX)を排出しない等の利点があります。

【用途/産業】
熱処理、鋳造、溶接、切断、乾燥、蒸留、焼付、焼却等の各種燃料


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