新築住宅
松江市-ビルトインガレージの家
山陰酸素の住まいづくり San-in Sanso’s Building House
ビルトインガレージの家
住みやすさって、なんだろう。
高低差のある変形地という、立地条件を克服した狭小住宅が完成。
玄関を開くとコンパクトで、おしゃれな空間が待っています。
- 魅力的な狭小住宅
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母屋の前にあった古い建物を取り壊し、新築に建て替えた事例です。敷地は40坪足らずの狭い変形地で、さらに高低差。「老後のためにもコンパクトにしたい」と、K夫妻は1階に駐車場、2階に居住空間を希望されました。このように設計力を必要とする家づくりは、山陰酸素が得意とするところ。立地条件と希望のライフスタイルを融合した、住みやすい家が実現しました。
家づくりのポイント Building House Point
ポイント01 すべての部屋を直線上に
2階の玄関を入った、ワンフロアに生活空間を集約。LDK、寝室、洗面所を一直線に配置することで、家事をラクにする動線設計にしました。「使い勝手が良くて、キッチンにいると楽しい」と語る奥様。すぐに必要のない用品は、目の先にある母屋の収納を利用して、できるだけ家具を置かないようにし、狭小住宅ながら広く感じる住まいを実現しています。
品のある白を基調とすることで広く見えるLDK。
ベッドの配置から窓の大きさと位置を考慮した寝室。
洗面所から、ランドリーとバスを一直線に設計。洗面台はドレッサーにもなるようオリジナルに製作。水はね対策としておしゃれなモザイクタイルシール「DECORE」のミックス金平糖を貼りました。
寝室の化粧壁には、壁掛けテレビを設置する予定です。圧迫感のないようテレビの厚み分だけ化粧壁の面を下げ、寝室の通路スペースも確保し、クロスもアクセントをつけました。
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リンナイのビルトインガスコンロを導入。ガラストップは、お手入れがしやすく、炊飯機能も付いているので大変便利です。
ポイント02 構造強度を高めたビルトインガレージ
大型建造物に求められる「構造計算」を実施し、耐震性能に優れた、ねじれに強い家を完成させました。1階は、車2台分のスペースを確保したガレージ。壁内と天井裏に多数の管柱と梁を組み込み、開口部の強度を上げ、圧倒的な構造強度を実現しています。
- 縦列2台分のガレージ
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車に乗ったまま開閉できる電動シャッターを採用しているので、車庫入れがラクラク。
- さらに1台分をプラス
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1階部分の横幅を2階より約90cm狭くし、扇状の敷地を利用して軽自動車1台分のスペースを屋外に確保。
- 意匠的な仕口
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壁内の管柱と天井の梁を接合する仕口の部分を化粧板で覆い、機能性だけでなくデザイン性も高めました。
- 傾斜地の基礎工事
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約2mの高低差を埋める緻密な擁壁兼、建物基礎工事を施工。既設の石垣と土留の積ブロックを補強し、一体化に設計。
Column 構造計算
現在の建築基準法では、木造2階建て住宅など小規模の建築物は「構造計算」をしなくても良いという例外が認められています。しかし、K様邸は1階スペースが車庫という大空間と土留コンクリート基礎を採用した、異種構造体となるため「構造計算」を実施し、耐震性、耐久性、機能性などを科学的に検証しています。
ビルトインガレージの設計では、注意しなければならないポイントが多数あります。今回の建物は、住居空間となる2階を支える1階ガレージの天井と壁を強固にするため、短いスパンで多数の管柱2本を抱き重ねた柱と梁を張り巡らしています。また、耐力と壁量計算により、筋交いを効果的に入れて建物を強くしています。管柱と梁の接合には、ボルト締めの仕口を採用。接合部1カ所ごとの力を細かく解析しながら強度を確保し、ガレージ内部に柱・壁のない大空間を実現しています。
ビルトインガレージには、様々な建築工法が用いられています。それぞれの工法は立地条件などにより向き不向きがあり、「どの工法を採用するか」は総合的な判断を必要とされます。そのため経験や実績が豊富で、要望にきっちりと対応できる山陰酸素にお任せください。
新築情報 New Construction Information
Data
- 竣工
- 2018年3月
- 所在地
- 松江市
- 工事期間
- 2017.10〜2018.3
- 面積
- 1F面積 33.12㎡(10.01坪)
2F面積 46.37㎡(14.02坪)
延べ 79.49㎡(24.04坪)